北海道屯田倶楽部
兵村は今...
北海道には、37ヶ所の屯田兵村 が設けられました。屯田兵とその家族の手で拓かれたマチでは、1世紀を経た現在でも、先人の労苦と業績をたたえるさまざまな取り組みが行われています。
(旧・兵村の最近の話題や行事などをお知らせください)
2016年8月31日 「永山屯田まつり」が30回の節目
【旭川】第30回「永山屯田まつり」が3日間にわたって旭川市・永山交流センター前の特設会場で開かれました。毎年恒例の「屯山あんどん流し」の「東流し」のほかに今回は、30回の節目を記念して5年ぶりに延長約2.4キロの「西流し」が復活実施されました。屯田音頭舞踊祭などいつもながらの賑わいを見せました。まつりに先立って市民交流センター広場に設置された「永山屯田音頭の碑」は、毎回屯田音頭を披露しているリズムサークル(藤村カツエさん主宰)が30回記念として寄贈したもので、3番までの歌詞が全て紹介されています。
2016年8月20日 入植から130年、貴重な資料を展示
【根室】明治19(1886)年の和田屯田兵の入植から130周年を記念した「和田屯田兵村のなりたち」展が、根室市総合文化会館で開かれ、開拓当時の苦労をしのばせる資料・解説のほか、日清戦争の従軍に対する感謝状や出張命令書など貴重な資料などが展示され、来館者の関心を集めました。また、北海道指定の有形文化財「和田屯田記念館」では、和田神社に奉納された武者絵など約400点が特別公開されました。
2016年8月7日 屯田七夕祭りで制服姿の子孫が行進
【湧別】第3回「屯田七夕まつり」が、湧別町上湧別百年記念公園特設会場で催され、明治30(1897)年とその翌年に上湧別地区に入植した屯田兵の子孫でつくる「屯田会」のメンバー15人が屯田兵の制服姿で行進し、町民らから大きな拍手を浴びました。会場では、小中高生による吹奏楽演奏やかき氷の早食い競争などのイベントも行われました。
2016年8月1日 会報で140周年記念事業を特集
【琴似】琴似屯田子孫会(伊藤献一会長)は、昨年実施した「琴似屯田兵入村140周年記念事業」を特集した会報第30号を発行しました。表紙には、歴史劇「会津藩、かく戦へり」の一場面をカラー写真で掲載し、通常の3.5倍56ページに及ぶ特集ページには「三人のお殿様による歴史講演会」の講演内容が全文収録されています。伊藤会長は「この経験を元に今後とも地域の歴史的文化を次世代につなげる事業を継続していきたい」としています。
2016年7月1日 先人の勇気ならう、開拓記念式で誓う
【士別】明治32(1899)年7月1日の士別屯田兵を記念する開拓記念式が、市や市議会、経済団体関係者ら約40人を集めて市内の開拓記念公園で行われ、白い菊を献花して先人の苦労をしのびました。牧野勇司市長は「勇気を振り絞って未開の地に挑んだ先人にならって地域の発展を目指します」と誓いました。
2016年7月1日 小中学生らも参加し開村記念式典
【野幌】明治18(1885)年に野幌地区に初めて入植した屯田兵の偉業を顕彰する野幌屯田兵村開村記念式典が、江別市野幌代々木町の開村記念碑前で開かれ、子孫や地元の小中学生ら約230人が参列し、先人の労苦をしのびました。屯田兵三世の木村弘実行委員長が「辛苦に耐えて未開の地を開拓した先人に感謝します」とあいさつ、三好昇市長は「屯田兵の遺訓を受け継ぎ、安全で安心なまちづくりを進める」と誓いました。
2016年6月14日 屯田兵ゆかりの和田神社の社殿新築
【根室】和田屯田兵が入植した根室市東和田の和田神社が、明治19(1886)年の創建から130年の節目に当たって社殿を建て替え、装いを新たにして例大祭を催しました。和田神社は、屯田兵の武運長久と開拓の五穀豊穣を祈念してほこらを祀ったのが始めとされます。これまで数回の改修や補強工事を繰り返してきましたが、祭壇の床などの老朽化が著しいため、東和田と西和田地区の住民が中心となって建て替えを検討してきました。地区住民の減少など悩みを抱えながらも、「住民の心の拠り所でもある神社をなくすことはできない」として建て替えを決めたそうです。
2016年5月27日 開村記念碑前で偉業をしのぶ
【江別】明治11(1878)年から19年までの間に計160戸が入植した江別屯田兵村の開村記念式典が日、飛烏山公園の開村記念碑前で行われ、出席した子孫ら約40人が一人ひとり献花して先人の偉業をしのびました。式典委員会の田村邦雄委員長は「江別市民であることを誇りに、これからもまい進していきます」と決意を新たにしていました。
屯田兵のふるさと情報
第56号
(記事の一部を読めます)
P R
屯田兵名簿
会員専用のページです。利用法、パスワード等については屯田編集部へお問い合わせください
ゲストブック・掲示板
リンク集