小樽内
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小樽内(おたるない)は、幕藩体制の江戸中期から明治初期にかけて使われた、現在の小樽中心部辺りを指す地名。元々は、小樽市東部の銭函のさらに東に流れていた「小樽内川」に由来し、慶応元(1865)年に幕府が村並の「オタルナイ」の名を採用し、明治2(1868)年に明治政府が「小樽」と改称した。
『北海道蝦夷語地名解』(明治14年、北海道庁属永田方正著)によると、アイヌ語で「沙中に埋没せしむ危ない所」を意味する「オタナイ」と呼ばれていたが、和人が「オタルナイ」と誤用し「小樽内」と表記した。
[編集] 関連事項
現在、二級河川・新川の河口部に「小樽内橋」の名が残る。小樽内橋は、小樽の元名となった「小樽内川」に由来し、石狩川水系の豊平川に注ぐ一級河川「小樽内川」とは別物。