北海道屯田倶楽部

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北海道屯田倶楽部は、屯田兵制度に関する史実についての調査研究と、北海道開拓の礎を築いた屯田兵とその家族らの偉業を後世に伝えることなどを目的に、1981(昭和56)年5月に設立された非営利団体。屯田兵の子孫や歴史研究家らで構成され、屯田兵研究誌「屯田」を年2回刊行している。2005(平成17)年に「文化財保護功労者」として北海道文化財保護協会より表彰された。


目次

[編集] 組織概要

[編集] 目的

北海道屯田兵制度及びその史実への認識を深め、その偉業を後世に伝え、併せて会員相互の交流親睦をはかり、もって北海道の文化的進展に貢献することを目的とする。(北海道屯田倶楽部会則第2条)


[編集] 設立

1981(昭和56)年2月、結成発起人会発足。同年5月、北海道屯田倶楽部として創設された。


[編集] 主な事業

  1.  屯田開拓事業の顕彰と後進の育成
  2.  屯田兵制度、開拓に関する研究、調査
  3.  兵村の歴史、資料、遺物、逸話等の蒐集交換
  4.  屯田兵及び家族の出身地における調査
  5.  会報の発行
  6.  その他本会の目的を遂行するために必要と認められる事項

(北海道屯田倶楽部会則第2条)


[編集] 事務所

〒001-0905 北海道札幌市北区新琴似五条5-3-11
電話 011-761-8014  ファクス 011-761-8039


[編集] 会則

(名称)
第一条 本会は北海道屯田倶楽部と称す。
(目的)
第二条 本会は北海道屯田兵制度及びその史実への認識を深め、その偉業を後世に伝え、併せて会員相互の交流親睦をはかり、もって北海道の文化的進展に貢献することを目的とする。
(事業)
第三条 本会は前条の目的を達成するため次の事業を行う。

   1 屯田開拓事業の顕彰と後進の育成
   2 屯田兵制度、開拓に関する研究、調査
   3 兵村の歴史、資料、遺物、逸話等の蒐集交換
   4 屯田兵及び家族の出身地における調査
   5 会報の発行
   6 その他本会の目的を遂行するために必要と認められる事項

(構成)
第四条 本会は第二条の目的に賛同する道内各屯田会及び個人をもって構成する。
(役員)
第五条 本会に次の役員を置く。

   会長一名
   副会長二名以上
   常任理事若干名
   理事若干名
   監事一名以上
   ほかに、必要に応じて名誉会長を置くことが出来る。

(役員の選任と期間)
第六条 本会の役員は総会において選任し任期は二年とする。但し再任を妨げない。役員の任期中、事故により欠員を生じたときは補充する。その任期は前任者の残任期間とする。
(役員の職務)
第七条 本会の役員の職務は次の通りとする。

   1 名誉会長は名誉職とする
   2 会長は本会を代表し会務を統轄する
   3 副会長は会長を補佐し、会長事故あるときはその職務を代理する
   4 理事は理事会を組織し、本会則に定める事項を決議する
   5 常任理事は常任理事会を組織し、会務について決議し、執行する
   6 監事は会計及び会務の執行を監査する

(顧問及び相談役)
第八条 本会に顧問及び相談役を置くことができる。顧問及び相談役は会長が理事会に諮って委嘱する。
(総会)
第九条 総会は毎年五月中に開催するほか、会長は必要に応じて招集することができる。総会では規約の改正、役員の改選その他本会運営の重要事項を審議する。
(理事会)
第十条 理事会は毎年一回開催するほか、会長は必要に応じて招集することができる。理事の過半数の要求があった場合は、理事会を招集しなければならない。理事会では、本会則で定める事項を審議するほか、必要に応じて常任理事会に付議することができる。
(常任理事会)
第十一条 常任理事会は会長、副会長、常任理事で組織し、会長が招集する。メンバーの過半数の要求があった場合は、常任理事会を招集しなければならない。常任理事会では、会務の執行に関する事項を審議する。
 常任理事会は、必要に応じて会務執行の補助的機関として委員会または部会を設置し、委員または部会員を委嘱できる。
(会計)
第十二条 本会の経費は、会費、寄付金その他の収入をもってあてる。本会の会計年度は四月一日に始まり翌年三月三十一日に終わる。会費の額は総会において定める。
(事務所)
第十三条 本会の事務を処理し、事業の実施にあたるため会長宅に事務所を置き、責任者を定める。なお、責任者は役員の中より会長が指名する。
(雑則)
本会則に定めのない事項は会長に一任する。
(附則)
この会則は昭和五十六年五月十日より施行する。
平成十年五月二十二日一部改正
平成二十四年五月二十九日一部改正


[編集] 沿革

昭和56(1981)年 2月 結成発起人会発足

5月 北海道屯田倶楽部創設(会員登録129名)
会長に伊藤廣氏、「北海道屯田倶楽部ニュース」創刊(昭和60年発行の第6号まで継続)
8月 「屯田を語る夕べ」開催

昭和59(1984)年 5月 野幌・江別・篠津兵村史跡見学会

10月 歴史写真集「屯田兵」刊行

昭和60(1985)年 10月 会報「屯田」創刊
昭和61(1986)年 8月 公開座談会「屯田兵を語る」開催
昭和62(1987)年 10月 記念講演会「札幌開拓と屯田兵」協賛
平成元(1989)年   写真集「屯田兵」改訂版刊行
平成元年〜2(1990)年  会報に「屯田兵制の諸法令」収録(8〜11号)
平成4(1992)年 7月 10周年記念式典・榎本守恵博士の記念講演開催

会報に山田勝伴氏「開拓使最初の屯田兵」を復刻

平成5(1993)年 5月 第二代会長に小林博明氏

10月 会報に「雨竜屯田兵村史」復刻(15,16号)

平成7(1995)年 10月 総会決議に基づき社団法人化準備員会が発足
平成8(1996)年 5月 第三代会長に鈴木伊佐夫氏
平成9(1997)年 1月 会報を「屯田春秋」に改題(21号のみ)
平成9〜15(2003)年 会報に「開拓の先駆者たち」連載(22〜33号)
平成9(1997)年 5月 第四代会長に新国辰男氏、名誉会長に小林博明氏
平成11(1999)〜14(2002)年 会報に「志賀峰吉の生涯」連載(26〜31号)
平成13(2001)年 10月 20周年記念式、伊藤廣・小林博明両氏に感謝状
平成15(2003)年   「屯田兵名簿」刊行
平成17(2005)年 「文化財保護功労者」受賞
平成18(2006)年〜 会報に「公有財産をめぐって」連載(39号〜)
平成19(2007)年 7月 会報「屯田」第40号までの合本刊行
平成21(2009)年 5月 第五代会長に後藤良二氏
平成23(2011)年 7月 ホームページ公開

11月 結成30周年・創刊50号記念式
小林博明・村瀬正・折原信良各氏に感謝状

平成24(2012)年 5月 会則一部改正、常任理事会制度を導入
平成25(2013)年 8月 「屯田兵ウィキペディア」編纂事業がスタート
平成26(2014)年 2月 屯田フロンティア双書第1弾『屯田兵公有財産をめぐって』刊行
平成26(2014)年 4月 「屯田兵デジタル・アーカイブス」運用開始


[編集] 役員

顧問

  • 折原信良 (琴似屯田三世)
  • 古川和多留 (新琴似屯田三世)
  • 三澤勝彦 (琴似屯田三世)

相談役

  • 三上善三郎 (旭川屯田会会長)

会長

  • 後藤良二  (新琴似屯田兵三世)

副会長

  • 寺本忠孝   (江部乙屯田兵三世)

常任理事

  • 梶田博昭 (「屯田」編集長、納内屯田三世)
  • 佐藤公子 (歴史研究家)
  • 中神哲二 (歴史研究家、エドウィン・ダンの会会員)
  • 若林滋 (北海道屯田兵制度研究会代表)

理事

  • 奥田静夫 (開拓史研究家・歴史作家)
  • 加藤政紀 (上湧別屯田会会長)
  • 河野民雄 (北海道史研究協議会会員)
  • 北垣一弘 (秩父別屯田会会長)
  • 佐藤公聰 (士別神社宮司)
  • 陶山康克 (新琴似屯田三世)
  • 鈴木庄一  (永山屯田会会長)
  • 武石詔吾  (歴史研究家)
  • 田中慶 (相内屯田会会長)
  • 田村邦雄  (江別屯田兵遺族会会長)
  • 永峰貴   (琴似屯田子孫会事務局長)
  • 中村英夫 (和田屯田歴史保存会会長)
  • 上野実夫 (一巳屯田会会長)
  • 平沢一義 (江部乙屯田親交会会長)
  • 森田邦義 (中島神社宮司)

監事

  • 吉岡一守 (屯田四世)


[編集] 屯田倶楽部

屯田倶楽部は、主に屯田兵村の給与地などに関する権利保全のために屯田兵が明治35(1902)年に結成した団体。屯田兵の要求は政治的な活動にまで発展し、明治39(1906)年の「屯田兵土地給与規則」廃止により一定の解決を見たが、この間に日露戦争が起きたことも影響し、組織的な活動は間もなく消失した。



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