「北海道志」を編集中
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== エピソード == | == エピソード == | ||
− | + | 北海道に関する地誌としては、新井白石による『蝦夷志』(享保5年)以来、『松前志』(天明3年・松前広長)『蝦夷拾遺』(天明6年・山口玄六郎)『北島志』(豊田亮)「蝦夷史料』(前田夏蔭)などがあった。また、開拓使は年次別の『開拓使事業報告』を編纂していたが、北海道開拓の集大成とも言える地誌の編纂には、開拓長官・黒田清隆の強い意向があったとみられる。編纂作業は開拓使設置10年目の明治13(1880)年2月にスタートし、主任の開拓使四等出仕・猪野中行は、資料と原稿を抱えて東京、函館、東京と赴任先を移動した。この間に近火の巻き添えを免れるなどアクシデントもあったが、明治16(1883)年12月無事校了し、当時内閣顧問となっていた黒田の序文が添えられた。 | |
== 屯田兵との関連 == | == 屯田兵との関連 == |