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安東 貞一郎(あんどう ていいちろう) 1856(安政3)年4月7日〜1905(明治43)年4月8日
明治期の職業軍人で、屯田兵第一大隊第三中隊(新琴似中隊)の中隊長時代に、排水事業として安春川の開削を手がけた。明治23(1890)年の新琴似中隊本部襲撃事件で屯田兵の発砲を受け、被害はなかったが、重謹慎処分に処された。
大佐にまで昇進し、退官後は香川県に在住した。
目次 |
経歴
- 1856(安政3)年 4月7日、秋田県南秋田郡秋田保戸野愛宕町生まれ。
- 1905(明治43)年 4月8日 香川県において54歳で死去
【参考文献】
- 『新琴似百年史』
業績
- 水はけの悪い低湿地のために開拓が難航した新琴似兵村の排水事業に取り組み、掘削した人口水路「安春川」の名称も安東の名に由来する。
- 新琴似兵村の特産品ともなった新琴似大根の作付けを指導奨励した。
受賞歴
人物評、エピソード
- 模範中隊長
- 新琴似中隊本部襲撃事件の当事者ともなったが、『新琴似兵村史』では「人格、識見、計画は他にその類を見ない」と高く評価され、屯田兵幹部に関する記録でも「美唄の石川中隊長と並ぶ模範中隊長」と記述されている。
伝記
言葉
関連資料
- 『新琴似百年史』
- 『新琴似兵村会記録』