北海道屯田倶楽部
屯田兵村の姿:山鼻
琴似から1年後に入植した山鼻屯田兵は当初、北府・札幌の治安維持という任務があった。このような使命を担った兵村は他にない。
開拓当初から畑作が中心で農業博覧会でも数多く入賞するなど農業畜産に力をそそぎ、また、中隊本部には馬場が作られ、一角に共有の厩、鵡川に共有牧場を設け馬種改良も行っていた。
札幌では真駒内の育種場に馬場が設けられていて競馬も盛んだったが、札幌競馬の名馬、騎手のほとんどは山鼻兵村出身だったという。札幌市街地に近かったこともありいち早く住宅地、文教地区として開け、今も静かなたたずまいをかしこに残している。
【博物館・史跡ガイド】
山鼻兵村
1924/12/02
基本データ
入植年 明治9(1876)年
入植地 札幌市中央区
山鼻地区
出身地 宮城県など東北6県
入植戸数 240戸
第1大隊
第2大隊
騎兵・砲兵・工兵隊
第3大隊
第4大隊
札幌本府の治安維持の任務担う