太田屯田兵遺品は、明治23年に太田村に入植した屯田兵に政府から支給された軍服や家具、開拓に必要な道具などの官給品および郷里から持ち込んだ家宝や生活道具などの総称である。
移住の際の荷物には、家宝の刀や鎧など当時としてはかなり高価なものもあったようであるが、苦しい生活のため売りさばく者などが多かったため、当時の生活を知るうえで貴重な資料を保存していこうと昭和35年10月1日、厚岸町の有形文化財に指定されている。