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2013年8月14日 (水) 18:11時点における最新版

目次

[編集] プロフィール

中西 武市郎(明治26年5月入地 徳島県出身 兵屋番号127番)


[編集] 出典元

『当麻町史』(1975年・昭和50年)<『東当麻兵村史』(1910年・明治43年)

[編集] 要旨

  1. 麻は製麻して滝川まで馬車で売りに行った
  2. 扶助米の給与が終わってからは粟や黍を常食とした


[編集] 証言内容

  1. 非常な密林地帯で木を伐るには監督将校がついていて木の伐り方を教えたが指導はよかった。木は伐り方が悪いとよく裂けた。作物は最初小豆や麻を作ったが、麻は製麻にして売り出した。麻は一等が一斤十二銭、三等十銭で滝川まで馬車に積んで売りに行った。
  2. 作業場は五十戸平均に造り、得た賃金を正月小遣にした。三年間は扶助米がよく行届いたが、その後は粟や黍を主として、米が出来るまで常食とした。当時は只夢の如く、屯田兵の労苦は筆舌のよくするところでない。


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