北海道屯田倶楽部

研究リポート

 

 先祖の調べ方の手順

 では、自分の先祖を調べるにはどうしたら良いか、ここでは次のように五段階に分けて、簡単に手順を示しておく。


 ①親族などの関係書類の調査

 最初の資料として自分や両親の戸籍を本籍地の役所に行って調査する。そして物故者については、仏壇にある位牌・過去帳などを調べる。

 ②事典類などによって基礎知識を

 誰もが自分の苗字は知っている。苗字については「姓氏家系大辞典」を、家の家紋がわかれば「日本紋章学」そして両親の出身地については「大日本地名辞典」等で、基礎的な知識を身につけておく。

 ③古い記録の資料を広く当たる

 自家の系図・祖先の由緒帳・家にある古い記録(日記なども)帳簿類・古文書などの調査、更に、自分の苗字に関する地方の書類、検地帳・名寄帳・宗門人別帳などと、次第に明治より江戸へと調査する。

 ④遺物・遺跡の調査を進める

 鳥居・太鼓・神輿・棟札など、およそ苗字が記されているものは総て当たっていく。特に墓地を調べていくと思わぬ資料が得られる。

 ⑤系図の作成を始める

 自分を幹として、両親の枝へ、更に祖父母の小枝へと、時の流れを下から上へさかのぼって記す独自の系図だが、ある程度調査が進んだら作成にかかり小枝を次第に増やしていこう。

 勿論、これが総てではなく、初歩的な調査方法を述べるに過ぎないが、この手順を繰り返すことによって、先祖の調査は無限に広がって行くはずである。


 調査についての心得

 調査に当たって注意すべきことは、まず、冷静で、正確な”推理”で進んでいくことである。なぜなら、どんな人の先祖にも、悪い人もいれば善人もいるからである。悪人が居たからといって、避けてはならない。あくまでも、科学的な方法でのぞむことである。

 次に、常に先祖が生きた時代とその地理とを考えることである。そして、資料は、どんな小さなことでも”推理”を働かせて収集すべきことで、特に、古老の話、口碑、伝説までも大切にすることである。もっとも大切なことは、自分の周辺の新しいことから、次第に過去へとさかのぼっていく根気である。古代から現代へ行くのではなく、自分を中心に、現代から古代へと逆に調査していくことである。

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 著  作  集rep2zhe_shu.htmlrep2zhe_shu.htmlshapeimage_2_link_0
 参考資料rep3can_kao.htmlshapeimage_3_link_0



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